優勝した野中は「BBCトーナメント」のエントリーフラッグを掲げて笑顔を見せた(カメラ・世古智紀)
優勝した野中は「BBCトーナメント」のエントリーフラッグを掲げて笑顔を見せた(カメラ・世古智紀)

◆ファン感謝3Daysボートレースバトルトーナメント(12日・ボートレース津・最終日)

 ファイナルは第12Rで争われ、1号艇の野中一平(31)=愛知=が逃げて優勝を飾った。野中の優勝は25年11月の鳴門一般戦以来14度目。来年1月の三国プレミアムG1「ボートレースバトルチャンピオントーナメント」の出場権も手に入れた。3日間の売り上げは25億7037万1300円で目標の23億円をクリアした。

◇A1級復帰が確実視

 野中が短期決戦を制した。ファイナルは、絶好枠から「全速でいけた」というコンマ16のスタート。2号艇の下條が果敢にジカまくりを仕掛けたが、その攻撃をブロックして1Mを先まい。バックで先頭に立つと、そのまま首位をがっちりキープしてVゴールを駆け抜けた。自慢の速攻力を発揮して、他艇を封じ込めた。

 表彰セレモニーでは、開口一番に「峰竜太じゃなくてごめんなさいアロハ。やりました」。ひょうひょうとジョークを飛ばしてファンの笑いを誘った。今シリーズで操った28号機は「8か9Rぐらいの時に乗ったら『おや?』と思った。2日目のいい感じがしなくて、回転が合っていなかった。そこからバタバタしたけど、優勝戦までには間に合った」と、念入りに仕上げてVにつなげた。

 現在はA2級だが、27年前期適用勝率は現在6・60で、A1級復帰が確実視される。そしてこの優勝で、来年1月三国のプレミアムG1「BBCトーナメント」の優先出場権も手に入れた。「記念レースで結果を出したい。これからも一走一走、自分らしく攻めるレースをしたい」。愛知のスタート巧者は、さらなる高みを目指して戦い続ける。(三池 和輝)