表彰式でトロフィーを手にした鎌倉
表彰式でトロフィーを手にした鎌倉

◆プレミアムG1第2回スピードクイーンメモリアル(1日、ボートレース鳴門・最終日)  

 ボートレース鳴門で開催されていたプレミアムG1「第2回スピードクイーンメモリアル」優勝戦は最終日の1日、第12Rで行われ、2号艇の鎌倉涼(36)=大阪=が、混戦の2Mで差して先頭に立って1着でゴール。優勝賞金1300万円を獲得し、昨年のレディースチャンピオンから女子プレミアムG13連続優勝を果たすとともに、史上初の全冠制覇を同一年度で成し遂げた。1号艇の前田紗希が2着で、3着は遠藤エミだった。

 導かれるように、鎌倉が偉業を達成した。昨年8月のレディースチャンピオン(LC)でG1初優勝すると、昨年末のクイーンズクライマックス(QC)でもV。そして、今大会を制して、3つある女子プレミアムG1を立て続けに勝ち、史上初の全冠制覇を同一年度で一気に果たした。「自分が一番びっくりしています」と、大仕事を振り返った。

 レースは4カドから差した遠藤がイン前田に追いついて混戦になると、バック3番手だった鎌倉は「隣に(小野)生奈ちゃんもいたので、はまらないように展開を突けたら」と、2Mで鋭く差し、2周ホームで前田をとらえて先頭に躍り出た。「2周1Mを回って、あとは自分が失敗しなければ大丈夫かなと思いました」。レース展開も鎌倉に味方した。

 3月1日は深谷知博との結婚記念日だ。「優勝できたらいいなと思っていました」。ちょうど10年の日が“メモリアル”の日になった。「覚えやすい日でよかった。いいパワーが向こうに届けばいいですね」と、2日から児島73周年を走る夫にエールを送った。

 今大会には地元・住之江の推薦で出場。さらに、施行者推薦でドリーム戦6号艇に組まれ、有利な位置からの始まりだった。予選1位の遠藤が準優で2着に敗れたのも大きかった。多くのことが鎌倉Vに向かっていた。「リズムはいいですね。いいうちに頑張りたい。推薦で出られたので、住之江に感謝です」。そして、今年のQCは、その住之江で開催される。QCを連覇することは、住之江への恩返しにもなる。「大きいところを取らないと出られないと思っていたので、(今後も)大事なところで頑張りたい」。“3冠女王”は大舞台ほど強さを発揮する。2026年の女子ボート界も、鎌倉を中心に回っていく。