◆G1開設71周年記念 海響王決定戦(11日・ボートレース下関・5日目)
準優9Rをイン速攻で圧勝し、優出一番乗りを決めた中野次郎(44)=東京=に待ちに待ったリベンジのチャンスがようやく訪れた。6月の宮島周年。圧倒的な節イチパワーで優勝戦1号艇をゲットし、誰の目にも「優勝間違いなし」と思われていたのだが、水面状況の悪化により11Rからレースが打ち切りられ、幻の優勝戦になった。
「あの時は伸びが突出していてピット離れに不安があった。出足は宮島の時と同じくらい。いい足をしてますよ」とパワーにはかなりの手応えを得ている。2015年3月の多摩川周年以来、10年ぶり6回目のG1制覇は目前。「宮島のこともあるし、気持ちを入れていく」と、気合を全面に押し出して優勝戦に挑む。