地元で4戦オール3連対の活躍の渋川
地元で4戦オール3連対の活躍の渋川

◆ルーキーシリーズ第22戦スカパー!・JLC杯競走(30日・ボートレース住之江・3日目)

 133期の地元期待の新鋭・渋川夏(22)=大阪=が4戦オール3連対の活躍だ。

 3日目は4号艇1回出番。井上の前付けで進入は16・2・345の隊形。スリットから思い切った旋回でまくり差しを狙うも入れず、バックは4番手。しかし、2M手前で内へ切り替えてクルッと小回りし、2番手に浮上。この好プレーで2着を取り切った。「展開が良かったです」と謙遜したが「最初は良くなかったけど、石本さんのアドバイスとかで良くなりました。伸び系にペラを調整したんですが、出足も伸びもどちらも悪くないと思います」と自らの舟足を評価した。

 師匠の上條嘉嗣・暢嵩兄弟から「そろそろインに慣れた方がいいんじゃないか」と助言をもらい、前節の津ルーキーシリーズからインに入るようになった。「(今節の)最初の1号艇で負けたのはもったいないけど、次にスロー(2号艇)で勝てたのは良かった。これまでは準優へのチャンスはあったけど勝負駆けで空回りしてましたから」

 予選ラスト1走は8R2号艇(12Rは一般戦)。準優ボーダーを6・00に想定すると、無事故完走で初の予選突破となるが「ここまできたら一つでも好枠で乗れるように頑張ります」。その次の初優出をも目指して、まずは準優好枠取りに全力で挑む。