3カド豪快にまくって、浜名湖賞初制覇を決めた原田
3カド豪快にまくって、浜名湖賞初制覇を決めた原田

◆GⅠ浜名湖賞 開設72周年記念(8日・ボートレース浜名湖・最終日)

 ボートレース浜名湖のG1開設72周年記念「静岡県知事杯争奪戦 浜名湖賞」(優勝賞金1200万円)は8日、最終日を迎え、12Rで優勝戦が行われた。

 制したのは3カドからまくった2号艇の原田幸哉(50)=長崎=。浜名湖賞は初制覇。通算では105回目のVとなる。2着は上田龍星、3着は茅原悠紀。

 今節の原田は優勝戦を含めて、カドで4勝。「スリットからの伸びが取りえだったので、今まで2号艇で3カドに引いたのは一度もなかったと思う。心を鬼にして引かせてもらった」とエース30号機の特徴をフルに生かしたVだった。出走前から「進入は考える」と枠なり以外の選択肢も示唆していたが、大一番でベテランの経験値が発揮された。

 これで賞金ランクも13位にジャンプアップとなり、グランプリも事実上当確。さらに元・地元である蒲郡のクラシック(来年3月)の権利もゲットした。「年始からグランプリだけを目指してレースしているので、いい形で出場できる。選手生活30年、まだグランプリ優勝には届いていない。50歳になったが諦めず一歩一歩やっていく」とさらなる精進を誓った原田。元々がお祭り男タイプなだけに、今の勢いならグランプリでも大暴れしてくれるはずだ。