◆コラム「クイーンズクライマックスへの道」
プレミアムG1「第15回クイーンズクライマックス(QC)」は、ボートレース住之江で12月28日から31日まで開催される。(QCシリーズは26日開幕)。米丸乃絵(25)=福岡=は8月にまるがめで初優勝。SG、G1の初出場も果たし、ともに水神祭を挙げるなど大きく飛躍した。女子賞金ランクもQCが視野に入る13位につけ、出場に意欲を燃やす。
◇デビュー初V!SG&G1初出場で水神祭
大きな舞台を経験するたびに見えてくるものがある。米丸にとって、今年はまさに飛躍への階段を上がった1年だった。「いろんな経験をしたなって思っています。SGもG1も初めてだった」。初めて足を踏み入れた世界で強豪と対戦した経験は、これからのレーサー人生に大きな意味を持つ。それでもまだ「成長した」とは感じていない。「大きな舞台に来れば来るほど自分の弱さを知ります。旋回力だったり、整備力だったりが全然違うなと思った」。トップレーサーが集う舞台で感じた差を、冷静に受け止めている。
今年は8月にまるがめでデビュー初優勝。続く徳山レディースチャンピオンでは予選を突破し、さらに児島、鳴門とヴィーナスシリーズで連続優出した。直前の若松ヤングダービーは予選落ちしたものの、節間5度舟券に絡んだ。「調子は悪くないです。でも、めちゃくちゃいいわけではない。いいエンジンを引く機会が多かったかな」と振り返る。結果を残しても満足はしない。初優勝の実感も、歓喜より安堵だったという。「やっとという感じで、うれしいというより、ホッとした。肩の荷が下りて、気持ち的に軽くなりました」。重圧と向き合ってきたからこそだった。
デビュー当時から抱き続ける夢がある。「女子がみんな目標にしているところだと思う。デビューした時から、賞金女王になりたいと思っています」。夢で終わらせるつもりはない。「出場するチャンスはあるので、ここからもっとレベルアップしないといけないと思っているので頑張ります」。QC出場、そしてタイトル奪取は夢の実現に直結する。大舞台を経験して知った弱さ。まだ足りないと感じる旋回力、整備力の向上。その一つ一つが、賞金女王への道をつくっていく。