伝統の秩父宮妃記念杯を手にガッツポーズする岩瀬
伝統の秩父宮妃記念杯を手にガッツポーズする岩瀬

◆G2第69回結核予防事業協賛 秩父宮妃記念杯(21日・ボートレースびわこ・最終日)

 優勝戦は第12Rで行われ、岩瀬裕亮(37)=愛知=が5コースからのまくり差しで突き抜けてG2初制覇を成し遂げた。優勝賞金500万円を獲得。2着は坪井康晴。1号艇の佐藤航は3着に敗れた。なお、節間売り上げは36億8820万3900円で目標の45億円に届かなかった。

 表彰式で岩瀬が「縁があるんですね」としみじみと語った。当地Vは2020年6月以来2度目。決まり手は今回と同様、5コースからのまくり差しだった。G2初制覇だけではなく特別戦も初制覇。これまでG1で9回優出しながら、美酒を味わったことはなかった。「坪井さんが行ってくれたのでラッキー。そんな感じでした」。自らがもぎ取ったVであるはずなのに、縁とラッキーという感情がヒーローの胸中を支配した。

 枠なりの2対4で3カドの大峯が6番手スタート。対して4コースの坪井はトップSだった。「ペラを叩き直して、戦える状態には、もってこれていました」。坪井の攻めに乗じるだけの仕上げができていたことがやはり勝因だ。1Mで中島を叩きつつ、坪井の懐をBS一気に突き抜けた。

 これまでことごとく目前から逃げていったタイトル。「デビューしてここまで苦節というか、苦しい思いばっかりしてきた。自信をなくすというか、そういう時期もありました。ここまでモチベーションを保ってきてよかったです」。精神的に崩れそうになりながらも、ようやくつかんだタイトルは、間違いなくきっかけになる。「これを自信にしてさらに強くなりたい」と岩瀬。今年こそブレイクしそうだ。