◆G1読売新聞社杯 全日本王座決定戦 開設73周年記念(17日・ボートレース芦屋・最終日)
芦屋ボートのG1開設73周年記念「読売新聞社杯 全日本王座決定戦」は最終日の17日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇の定松勇樹(24)=佐賀=が逃げて快勝。2着には吉田裕平、3着には平本真之が入線した。定松は2024年のSGオールスターに続く2つ目のタイトル獲得で、G1は初優勝。売り上げは目標の80億円を大きく上回り、芦屋周年歴代最高額となる97億2803万6300円の大盛況で幕を閉じた。
強くなった姿を示す優勝だった。1号艇の定松が枠なり3対3の進入から「(4カドの篠崎)仁志さんが良さそうだったので、自分1人でもいかないといけないと思っていた」とコンマ10のトップS。「いい調整ができていたし、初動からいいターンができた」と1Mで先まいを放つと、バックで大きなリードを奪い優勝を確信した。
昨年はG1の準優1号艇に2回乗り、ともに勝ち切れなかった。「悔しいレースのイメージが強かったので、準優の方が緊張した」というのが本音だ。予選ラストに残っていた6号艇の2着で予選トップ通過を決めてシリーズの流れを掌握。鬼門とも言える準優を突破したことで「メンタルが強くなったと感じた」と、精神面の成長がG1初Vにつながった。
今年最初のG1を制して「いいスタートが切れた。グランプリを目指して頑張りたい」と年末の大舞台を見据えるとともに、27年3月に地元のからつで行われるSGクラシックの出場権をゲット。「性格的に余裕がないと冷静に立ち回ることができないので、早めに権利を取れて良かった」と胸をなで下ろした。師匠の峰竜太を筆頭に強豪そろいの佐賀支部の中でも「(末永)和也さん、(常住)蓮も結果を残しているので自分も流れに乗りたかった」と年齢の近い2人はライバルであり、頼もしくもある。切磋琢磨(せっさたくま)し、これからもボート界の中心を担う存在だ。「今年は僕の年にしたいと思っています」と力強く言い切った。年末にこの言葉が現実になっていることを楽しみにしたい。