◆ルーキーシリーズ第22戦スカパー!・JLC杯競走(2日・ボートレース住之江・5日目)
井上忠政(29)=大阪=が、地元最後のルーキーシリーズとなる今回で、ファンの期待に応えてきっちり優出を決めた。
準優9Rは2号艇。「風が追い風だったんで(城間が)落とすと思って決めにいったんですが…」と、ジカまくりに出たが届かずの2着で優出を決めた。
相棒の89号機は複勝率24・5%(前検時)と低調だったが「スリット近辺はずっと悪くなかったんですよ。乗り心地とターン回りがあまり良くなくて、でも今はそれも悪くない感じにはなってきています」と地元水面で仕上げてきた。
今年はSGに2度出場し、クラシックで3勝、ダービーで1勝を挙げるなど、見せ場を作ってトップレーサー相手でも勝負になる姿を見せた。来年3月4日で30歳を迎えるためルーキーシリーズは卒業となる。いよいよ本格的に、ハイレベルな大会が主戦場となる。
「僕がルーキーシリーズデビューした時は木下(翔太)さんや上條(暢嵩)さんがすごかったんですが、僕はそこまで行けなかったです。でも今回が地元最後なんでね、勝ちたいです。優勝戦は4号艇なんでターンはいらない。スリット足を求めて勝負にいきます」。メモリアルに地元4度目のVを決める。