予選トップの座を守った竹井貴史
予選トップの座を守った竹井貴史

◆ミッドナイトボートレース公営レーシングプレス杯(16日・ボートレース若松・3日目)

 ボートレース若松の「ミッドナイトボートレース公営レーシングプレス杯」は16日、3日間の予選が終わった。2日目まで4連勝だった竹井貴史(34)=福岡=は6Rの6号艇で登場した。枠番通りの6コースから1周1Mではまくり差しを狙ったものの、入れずにバックでは4・5番手。だが、そこからじわじわと追い上げると、2周2Mはツケマイで浦田晃嗣を逆転して3番手に浮上した。「1Mで終わったと思ったけど、足がいいから助かりました。使い納めのシリーズで、Aランクのエンジンを引けたことが大きいですね。ここ数年の若松では1番いいですよ」。納得に仕上がりに、思わず表情も緩んだ。

 デビュー戦(12年11月)、初1着(13年1月)、初優出(15年5月)、初優勝(16年11月)はいずれも若松だった。「若松は1番多く走っているのに、優勝が1番多いのは福岡(4回)。若松ではしばらく優勝していないので今回はっていう気持ちです」と気を引き締めた。ここまで来れば、準優をしっかり勝って19年5月以来、3度目の若松Vも決めたい。

 ただ、心配事もある。それが天候だ。「最終日は風が強い予報って聞きました。戸田で優勝戦1号艇だったけど中止になったことがあるんですよ(20年3月)。なので開催できればいいんですけど」と苦笑い。まずは準優をしっかり勝つこと。その後は、レースが開催できるように神頼みしかないな。