優勝戦は3号艇の新田雄史
優勝戦は3号艇の新田雄史

◆SG第72回ボートレースダービー(25日・ボートレース津・5日目)

 新田雄史(40)=三重=が、地元ただ一人の出場で、見事に優出を果たした。

 準優12Rは伸び節イチの北山康介が大外から攻め込む展開の中、新田は3コースからブイ際を鋭角差し。北山のフライングにより恵まれの勝利になったが、他艇が冷静さを欠いた中、判断が光った。

 今節は低調どころか最下位の部類のエンジン56号機を「(準優を)1着で勝ち上がれる仕上がりにはできた」と何度も整備をし、限界以上に引き上げてみせた。

 もがき苦しみ抜いた末にたどり着いた地元の優勝戦。「1日考えて(周りとの)差を埋められるように」。ここまできたら2021年12月住之江GPシリーズ以来3年10か月ぶり4度目のSG優勝へ、地元のとりでを最後まで守り抜く覚悟だ。