◆スカパー!・JLC杯争奪 ルーキーシリーズ第18戦(16日・ボートレースまるがめ・最終日)
ボートレースまるがめの「スカパー!・JLC杯争奪ルーキーシリーズ第18戦」の優勝戦が16日、最終日の第12Rで行われた。4号艇の藤原仙二(21)=滋賀=が豪快なカドまくりを決めて優勝。昨年6月の蒲郡以来となる、デビュー2回目のVを飾った。2着は浜野斗馬、3着には西岡顕心が入った。
優勝戦は強い向かい風の中で行われた。進入は3対3のオーソドックスな隊形。藤原は強力な伸びを生かせる絶好のカド位置を取り切った。「スタートは手前で1回だけ放ったけど、そこからは全速です」とコンマ05のトップスタート。スリットからグイグイと伸ばして1Mを先制。そのままバックで先頭に立ちVを確定させた。
今節は、初下ろしで滋賀支部の先輩である青木玄太が優勝を飾った20号機が相棒だった。「とにかくエンジンに助けられた一節でした。あまり伸びるエンジンを引いたことがないので苦労するかなと不安もあったけど、思い切って調整ができました。優勝戦の足も確実に節イチと言える仕上がり。これは本当にすごいエンジンだと思う」と大絶賛だった。
当地は2023年1月にデビュー初勝利の水神祭を挙げた思い出の水面でもある。「まるがめがもっと好きになりました。いつもいいエンジンを引かせてもらっていたけど、自分が生かし切れていなかった。今節は結果を出せて本当に良かったです」と笑顔を見せた。
今後の活躍にも注目が集まるが、「特に大きな目標とかありません。自分はまだまだメンタルが弱いので、無事故で目の前の一走に集中していきます」。21歳の若武者は改めて気合を入れ直した。(竹内 祐貴)