スタート力が上がり、今期の平均タイミングはコンマ14の金子
スタート力が上がり、今期の平均タイミングはコンマ14の金子

◆推しメン新鮮力

 金子怜央(26)=群馬・135期=は、もうすぐデビュー丸2年になる。コツコツと練習に励み、今年3月の桐生で初勝利をマークし、現在はB1級にランクしている。父は名うてのスタート巧者で鳴らし、SG優出歴もある金子猛志。怜央もスタートを武器に、舟券貢献に意欲を燃やしている。

(構成・佐々木 伸)

 ―5年5か月の社会人経験がありますが、レーサーを目指したきっかけは?

 「レーサーとは関係なしに、目が悪かったのでレーシックをしました。術後、こんなに景色が違うんだなと。父親の姿を見ていて、小さい時からボートレーサーになってみたいなというのはありましたし、条件は満たしていたので、ものは試しにちょっと養成所を受けてみようかなと。父親は『受けてみればいいんじゃない。どうせ落ちるし、無理だろうけど』って。悔しかったので受けて、2回目で合格しました」

 ―一昨年11月にデビュー。今年3月に水神祭を飾り、7月からはB1昇級。

 「初1着はメチャメチャうれしかったです。スタートが見えていて、怖くなかった。最近は、レースの展開をちょっと見られるようになりました。ただ、スピードがまだ物足りない。そこが課題です」

 ―スタートがグンと速くなっていますね。デビュー期が平均コンマ20、2期目が18、3期目が17、今期(5月~)は14!

 「自分的には一番デカイなと。景色を覚えた感じです。6コースが一番速いんですけど―、やっぱり慣れですね。あと、最初は起こしが鈍い形のペラを使っていたんですが、最近は起こしの反応がいい形に近づけています。それがスタートがしやすい要因です。この前Fを切っちゃいましたが、自信があるのはダッシュのスタートです」

 ―父・猛志さんは屈指のスタート巧者。

 「養成所の頃にやり方を聞いたことがあるんですが、何を言っているのか分からなかった(苦笑)。何秒でバウ先(へさき)とか。一人一人、見え方が違うじゃないですか」

 ―父の技術、理論は理解できなくとも、能力は受け継いでいるかも。

 「ですかねぇ、そうだったらうれしいですけど」

 ―今の目標は?

 「ダッシュで勝率4点を取りたい。高望みをしても絶対かなえられないと思っているので、下からコツコツと。ジワジワとうまくなっていけたらなと」

 ―今後、どのようなレーサーになりたいですか?

 「スタートを生かして、まくりなり、まくり差しなりに切り替えられる選手になりたいですね。舟券に全然絡めていないので、舟券に貢献できるレーサーになりたい。オッズが黄色(1000倍以上)の時は『やってやる!』と思うけど、大体ダメなんですよね(苦笑)」

 ―ファンにメッセージを。

 「応援してくださっているのに、全然舟券に絡めなくて申し訳なかったです。これからも練習をいっぱいやって頑張るので、応援よろしくお願いします」

 ◆金子 怜央(かねこ・れお)1999年12月7日、群馬・太田市生まれ。26歳。県立桐生工業高校を卒業し、社会人経験を経て、ボートレーサー養成所に入所。2024年11月、135期生として桐生でデビュー。初勝利は2026年3月1日の桐生一般戦。同期には吉田一心、宮崎心之介、佐野優都、鳥居塚嶺王らがいる。既婚。趣味はゲームで「スプラトゥーン、エーペックス、モンハンとかやりたいんですけど、テレビをつけていると子供が寄ってくるので全然できません(苦笑)」。164センチ、54キロ。血液型O。今後の出場予定はとこなめ(11月13~18日)。