◆スカパー!・JLC杯徳山ルーキーシリーズ第18戦(4日・ボートレース徳山・3日目)
宮崎心之介(24)=埼玉=(4日目4、10Rに出走)
今が旬の若手レーサーの一人と言っていい。ボートに乗ることがうれしくて仕方ないという風に映る。「結果を意識し過ぎると良くないので、楽しくできればと思っている」。一方で、その背中を貫く強い信念も見て取れる。
今期勝率は6点を超え、A1も十分視野に入る勢いだ。8月のとこなめルーキーシリーズでは、デビューわずか1年9か月の早さで初優勝を飾った。その理由は吸収力にあるのかもしれない。「レースでしか分からないことがあるので」。毎節、考えながら1走1走を重ねることで腕を磨いてきた。
負けた時の気持ちの切り替え方法もボートに乗ることだ。「とにかく誰よりも試運転に乗るようにしています」。そうやって、雑念を払拭する。
青山学院大在学中にボートレーサーを志した。養成所の訓練中に大けがを負う。肋骨(ろっこつ)、鎖骨、肩甲骨を骨折し、3か月入院した。今でもそうだが、当時もそのことをマイナスにはとらえていなかった。「もちろん落ち込むこともありましたけど、考えても仕方ないので」。病室の天井を眺めながら、視線を次に向けていた。大きな困難を乗り越えたこの気持ちの強さこそがレーサーとしての何よりの武器だ。
3日目の1走はインからきっちり逃げを決め今節初勝利をマーク。得点率8・00で9位に付けている。さらに経験値を積み重ねるためにも、準優好枠を目指し、予選最終日の2走をしっかり走り抜く。