◆G1ダイヤモンドカップ(17日・ボートレース徳山・最終日)
ボートレース徳山のG1「ダイヤモンドカップ」は最終日の17日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇の白井英治(49)=山口=が人気に応えて逃げ快勝。4月宮島マスターズチャンピオン以来、今年3回目となる通算16回目のG1制覇を決めた。徳山では3回目のG1V。2着には川原祐明、3着には桐生順平が入り、3連単124は790円の1番人気だった。6日間の売り上げは60億9652万6700円で、目標の63億円には届かなかった。
終わってみれば、やはりこの男が主役だった。ピットに「応援団長」が引き上げてくると、山口支部の面々が集まり祝福の輪ができた。その中心に、白井の笑顔があった。
予選トップ通過からの王道V。優勝戦はインからコンマ14のトップタイのスタートを決めると、他艇を寄せ付けず先まい。あとは後続を引き離すばかりだった。満面の笑みで現れた表彰式。「この光景を昨日からずっと想像していた。ここに来ることができて光栄です」。ファン1人1人と目を合わせるように、ていねいに感謝の意を表した。
7月に山口の支部長に就任。初日には、ファンの前で「山口支部の応援団長として頑張ります」と宣言した。8月のレディースチャンピオンを除けば、就任後初となる地元G1開催。前検日からピットは地元勢で盛り上げていこうという雰囲気に満ちていた。
デビュー以来、様々なもののために走ってきた。ファンのために、家族のために。「人それぞれだと思うんですけど、僕にはいくつかあって、そのバランスが良かったと思います」。そこに支部のためにという、新たな“ために”も加わった。
この優勝で賞金ランクは5位から4位に順位を上げ、年末のGPでのTR2ndからのスタートに向けさらに前進。「これからも1走1走全力で走ります」と、地元ファンに誓った。その頼りになる背中で、これからも山口支部を引っ張っていくつもりだ。