石渡翔一郎
石渡翔一郎

◆ルーキーシリーズ第17戦スカパー!・JLC杯(13日・ボートレース蒲郡・初日)

 さっそく1枠が巡って来たシリーズ初戦。石渡翔一郎は「松田淳平選手が攻めてくると思ったし、しっかりスタートは行けた」と、A1級の同期に照準を定めると万全の逃げで好発進を決めた。

 2022年11月のデビューから順調に成績を上げて、4期目には5・45の勝率をマーク。A級昇格もすぐそこ…と思われたがそこから伸び悩んでいる。前期は4点台に逆戻り。随所で見せてきたアグレッシブな走りを思うと近況の成績はやや物足りない。その点に関しては「江戸川の出走が多くて…そこで数字を下げてしまった」と分析する。

 フレッシュルーキーに選出されていることもあり今年、江戸川をすでに7節出場。ただ、河川を使用した難水面の江戸川。多くの選手にとって常に好走するのは至難の業で、大敗のリスクも多い。とはいえ父は言わずと知れた江戸川巧者の石渡鉄兵。その血を引く身としては、どうしても克服しなければいけない条件だ。「お正月やお盆で父と一緒に走るけど、むちゃくちゃ強いんです」と苦笑い。江戸川での実戦を重ねる今、改めて父の偉大さを実感している。

 「早く記念レースを走るようになって、江戸川以外でも父と対戦したい」と野望を掲げる関東のスター候補。「頑張りたい気持ちはある」との言葉以上に、ルーキーシリーズに挑む思いは強いものがある。父が周年記念覇者に名を刻む蒲郡で、育まれた潜在能力を存分に発揮して見せる。