菊地孝平
菊地孝平

◆G1開設74周年記念 ツッキー王座決定戦(8日・ボートレース津・最終日)

 ボートレース津のG1「開設74周年記念 ツッキー王座決定戦」の優勝戦は最終日の8日、第12Rで争われた。1号艇の菊地孝平(48)=静岡=がインから逃げ切り、G1通算18度目の優勝。通算では77度目の栄冠をつかんだ。2着は5コースから切り込んだ石本裕武。3着は道中で2艇を逆転した末永和也が入った。なお、売り上げは68億6818万9000円で目標の61億円を上回った。

 大雨で荒れた最終日。その悪条件も、菊地の勢いを止めることはできなかった。進入は枠なりの3対3。インからコンマ08の鋭いスタートを決めると、そのまま他艇を寄せつけず圧巻の逃げでG118度目の優勝を飾った。

 今節の始まりは初日2Rでの6コースからの大まくりだった。10万舟を提供する波乱の一撃で勢いに乗ると、最後は優勝戦1号艇、1番人気を背負って堂々の逃げ切り。外枠から豪快に幕を開け、絶好枠からきっちりと締めくくった。

 昨年12月のとこなめではG1優勝戦の1号艇で敗れ、前節の平和島ファイナルもイン戦を落とした。「結構嫌なイメージがあった。この流れを吹っ切りたいと思っていた」。この勝利の価値はひときわ大きい。「この優勝でだいぶ心が晴れました。ボートの選手はやっぱり勝つことが一番の薬ですからね」と語った。

 この優勝で来年のからつSGクラシックの出場権を獲得し、賞金ランキングも27位まで浮上。24年のグランプリではトライアル2nd1回戦でのフライングによる罰則もあったが、1年9か月間の悔しさを洗い流し、晴れやかな笑顔を取り戻した。