地元で意地の優出を果たした藤原仙二(カメラ・上村 尚也)
地元で意地の優出を果たした藤原仙二(カメラ・上村 尚也)

◆ルーキーシリーズ第16戦 スカパー!・JLC杯(8日・ボートレースびわこ・5日目)

藤原 仙二(22)=滋賀(12R優勝戦に出走)

 生来の勝負強さを見せつけた。準優10R、2コースからコンマ19のスタートでコンマ12の1号艇に後れを取ったが、旋回初動で完璧にグリップした小差しでへさきをねじ込んだ。BSの伸び比べも制し、2M先取りに成功。「乗り心地が来てましたね」とほおを緩めた。

 予選は苦しい立ち回りだった。5日目の前半5Rはピストンを換えて臨んだ。出足、伸び、旋回足の評価について「○○△が○○○にはなった」と満足はできないながらも、戦える状態には上昇させて結果も伴った。「最近は調整が合っていなくて納得できるレースもできていなかった。良かったと思います」。わずか1日の小さな成功かもしれないが、次節の蒲郡ルーキーシリーズ後は若松ヤングダービーを控える。大一番に向け、復調のきっかけになりそうな価値ある4か月ぶりのベスト6入りだ。

 4か月前、5月6日の優勝戦は丸野一樹らをインから完封し、地元初Vを飾った。JRAの今村聖奈騎手とは幼なじみ。父も厩舎人で、幼い頃から勝負の世界の空気感に触れながら育ったからこその決定力を発揮するか。「地元なんでスタートは行きたい。優勝戦はもうひとタイミング前に行きたい」と、気合を入れ直した。(上村 尚也)