期待に応える速攻で福岡初優勝を飾った中
期待に応える速攻で福岡初優勝を飾った中

◆第13回ウエスタンヤング(24日・ボートレース福岡・最終日)

 ボートレース福岡のG3「第13回ウエスタンヤング」は24日、最終12Rで優勝戦が行われ、地元の中亮太(29)=福岡=がインからコンマ09のトップSを決めて逃げ切り勝ち。自身4回目、福岡では初めての優勝を飾り、9月に行われる若松プレミアムG1「ヤングダービー」に弾みを付けた。強攻策があと一歩届かなかった定松勇樹が2着、展開を突いた山崎祥が3着だった。

 シリーズリーダーの中が最後までらしさ全開で駆け抜けた。「Sの景色はやばかったけど、絶対に放れない。買ってくれたお客さんのためにも死ぬ気で逃げようと思いました」。準優同様、気合のトップSを決めると「イメージを超えて来た」という定松の猛攻も受け止め、期待に応えるVゴールへ突き進んだ。

 「全部1着を目指して結果として優勝できれば一番いい。目標を小分けにして、1走1走を戦っていきたい」と理想のスタイルを掲げる。今節は8戦6勝。目指す走りを見事に体現し、頂点へとたどり着いた。ただ、決まり手でみると「まくり」はなかった。持ち味の豪快な攻めの中に、冷静さと勝ち切る強さも詰まったシリーズだった。

 優出インタビュー、表彰式と多くのファンの声援を浴び「地元のラストイヤーに取れて本当にうれしい」と歓喜に酔いしれた。ただその言葉は「そこが本番」という9月の若松ヤングダービーでもう一度、実現したい。破壊力ある走りを一段進化させた有望株。さらなる旋風を起こすべく、より一層の激走を誓った。