◆G3第13回イースタンヤング(23日・ボートレース津・最終日)
ボートレース津のG3「第13回イースタンヤング」は23日、最終日の第12Rで優勝戦が行われ、1号艇の中山翔太(22)=三重・130期=がインから気合で押し切ってV。今年は4回目、通算5回目となる優勝となった。吉田裕平は2コースから差し迫ったがバックで振り切られ2着。3着は切り込んだ前田翔となった。
◆地元エースがファンの声援力に気合の逃げ
最後は地元のエース・中山が頂点に立ち、シリーズを締めくくった。進入は枠なりの3対3。純白のカポックをまとって挑んだ優勝戦。しかし、勝負は決して楽ではなかった。2コースの吉田が鋭く差し込み、バックでは激しい競り合いに。「吉田選手が仕上がり過ぎていて、そっちのプレッシャーが大きかった」と振り返るように、極限の攻防だった。それでも気迫で押し切り、最後まで先頭を譲ることなくゴールラインを駆け抜けた。
勝利を後押ししたのは、地元ファンの声援だった。「待機行動中は、去年のヤングダービー以来というくらいの声援があって、絶対勝ってやろうと思った」と大歓声を力に変え、プレッシャーをはねのけた。実は、万全の状態で臨めたわけではなかった。前日まで完璧だった舟足に違和感を覚え、「仕上がっていたのに、ダメになっていると思って調整をやり直した」と明かす。それでも最後は懸命な調整と、何よりも「勝ちたい」という強い気持ちで勝負をものにした。次なる舞台は9月の当地74周年記念、そしてヤングダービー。「今年の目標は、あと2回優勝してSG出場権を絶対に取ること。周年記念もヤングダービーも優勝を目指したい」。悲願のSG切符獲得へ―。地元のエースは、この優勝を弾みにさらなる飛躍を目指して突き進む。