本紙注目のヤングレーサー(左から)米丸、井上、竹間、鰐部、飛田
本紙注目のヤングレーサー(左から)米丸、井上、竹間、鰐部、飛田

PG1ヤングダービーの出場権をかけて若手が対決

18日からG3津イースタンヤング

 プレミアムG1第13回ヤングダービー(若松・9月22日から)の出場権をかけた「G3第13回イースタンヤング」が18日から津で、「G3第13回ウエスタンヤング」が19日から福岡で行われる。ボートレース界の将来を担うヤングレーサーたちが、東西に分かれて栄冠を目指す。熱戦の開幕を前に、世代NO1に名乗りを上げる各エリアの“推しレーサー”たちを紹介する。

【関東】飛田江己 グレードレースでの活躍誓う

速攻に定評のある飛田が世代のトップを狙う
速攻に定評のある飛田が世代のトップを狙う

 飛田江己(25)=埼玉・128期=は、2021年5月のデビューからここまで9V。ただ、全て一般戦だけに「グレードレースで活躍しないと」と気を引き締める。イースタンヤングで節目となる10度目の優勝を決め、ヤングダービーでG1制覇といきたいところだ。

 今年は4月に大村、6月に三国でルーキーシリーズを制した。前検で「最悪です。もう帰りたい」と泣きが入った低調機を、懸命の調整で仕上げた三国では「将来の目標はグランプリだけど、まだその器ではない。そこまでの過程があると思うので、当面の目標はヤングダービーを取ること」と明言した。

 平均スタートタイミングは、2025年前期から3期連続でコンマ13をマークしている。世代屈指の速攻力を武器に、まずは津で初優出Vを成し遂げ、存在感をアピールする。

【東海】鰐部太空海 SG経験でさらなる高みへ

SG初出場で経験を積んだ鰐部
SG初出場で経験を積んだ鰐部

 トップルーキーの鰐部太空海(24)=愛知・128期=が、着実に成長を遂げている。

 25年9月に鳴門で初優勝。2026年後期は7・03という自己最高の成績を残し、2期連続でA1キープ。5月に浜名湖で行われた「第53回ボートレースオールスター(AS)」に、出場停止処分の末永和也に代わる繰り上がりでSG初出場。SG初勝利はお預けとなったが「勉強になりました。今回は繰り上がりでの出場でしたが、今度は自分の力でSGに出たい」と目を光らせていた。

 6月に地元のとこなめで行われたG1「開設73周年記念競走トコタンキング決定戦」では、周年記念初勝利を含む節間2勝を挙げ、予選突破を果たした。準優3号艇3着で惜しくもG1初優出とはならなかったが、大舞台でも力を発揮できるようになった若武者が、イースタンヤング初制覇へと突き進む。

【近畿】竹間隆晟 強く正確なターン武器に成長

竹間はターンで見せ場をつくる
竹間はターンで見せ場をつくる

 大阪支部のトップルーキー・竹間隆晟(25)=129期=は、優勝はまだ2度だが、今年はルーキーシリーズを10大会走って7優出1V。「大阪の若手世代で自分が先輩と呼ばれる立場になった。後輩たちを引っ張っていくためにも、ルーキーシリーズでは結果にこだわりたい」と同世代に負けるつもりはない。3月の戸田ルーキーSは優勝戦5号艇で、狭い艇間をまくり差してV。力強さと正確性を兼ね備えるターンが最大の武器だ。

 まだG1優出はなく「同期も記念で結果を残してますから」と、上の舞台を見据える。129期ではG1で西岡顕心=香川=が5優出、藤原碧生=岡山=は4優出。竹間も4月の地元・住之江G1「太閤賞開設70周年記念」に師匠・石野貴之とともに参戦し、節間2勝を上げるなど成長を続けている。まずは東のヤング王者となって、世代の頂点を狙う。

19日から福岡G3ウエスタンヤング

【中四国】井上遥妃 人気&実力NO1になりたい

オールスターにも出場した井上
オールスターにも出場した井上

 井上遥妃(23)=徳島・131期=は、今勢いのある女子レーサーのひとりだ。2026年前期からA1に昇格すると、1月まるがめG3オールレディースで初優勝。人気と実力を兼ね備え、5月にはファン投票で選ばれG2まるがめレディースASに出場。浜名湖ASでは初となるSGの舞台も経験した。

 それでも満足はしていない。高憧四季に次ぐファン投票2位だったレディースASの開会式はチャイナドレス姿で登場。「次は人気NO1になりたい!」と宣言した。ただ、初日ドリーム2号艇で5着と出遅れると、予選を突破できず節間はイン逃げ2勝のみ。「ふがいない」と涙する場面もあった。浜名湖ASも8走して舟券に絡めず唇をかんだ。

 同世代との戦いは、上のステージで経験した悔しさを晴らすチャンス。結果を残して人気も実力もNO1に駆け上がる。

【九州】米丸乃絵 アグレッシブに突き抜ける!

レースでは「攻めすぎちゃう」と話す米丸
レースでは「攻めすぎちゃう」と話す米丸

 米丸乃絵(24)=福岡・128期=が地元で奮闘する。通算14優出は同期の女子ではトップ。しかし優勝はまだない。優勝戦1号艇でのV逸も3度あり、慣れ親しんだ水面で行われるウエスタンヤングは初優勝を飾って、うっぷんを晴らしたい。

 経験を積み、着実に成長している。2026年前期からA1に昇格すると、1月からつ九州地区選でG1デビューし節間2勝。2月PG1鳴門スピードクイーンメモリアルでは、予選突破はならなかったが節間4勝を挙げた。5月には、まるがめG2レディースASで準優進出、初SGとなった浜名湖ASは1勝して水神祭も行った。

 「普段の性格は違うのに、レースに行くとつい行き過ぎちゃう。冷静にならないとだめなんですが…。それでも攻めすぎちゃうんです」と米丸。同世代との争いで、アグレッシブに突き抜けてみせる。