日本モーターボート競走会は、7月1日から第142期のボートレーサーを募集している。平均年収は約2000万円。男女平等に同じレースで対決するところも魅力だ。富永夏哉人(22)=佐賀支部=は、2026年に地元からつの「フレッシュルーキー」に選出された。その富永が、レーサー養成所での訓練、プロデビュー後の思い出と近況を語り、レーサー志望者へエールを送った。
頑張れば、ちゃんと自分に返ってくる
―養成所に入所する時はどういった感情でしたか?
「めっちゃきついとは聞いていましたけど、ここでボートに乗れるんだな、と思って入所しました」
―ボートで使うエンジンは養成所で初めて触れることになります。覚えることが多かったのではないでしょうか。
「初めて知ることばっかりだったから、そこは面白かったです」
―養成所生活で特に苦しかったこと、楽しかったことがあれば教えてください。
「早起きと、最初にやったエンジン運搬はキツかったですね。楽しかったのは模擬レース。ボートに乗ることは楽しかったです」
―養成所生活には、同期というかけがえのない存在もいます。同期のレーサーとの思い出は何でしょう?
「同期みんなで、ジュースとアイスを食べたことですね。いっぱい食べました、ヤバイくらい…(笑)」
―養成所生活を終えれば、晴れてプロのボートレーサーになります。修了した瞬間のことは覚えていますか?
「あんまり卒業の実感はなかったです。食べ物のことばかり考えていたので(笑)。とにかくおいしいものが食べたかった。確か、お肉か鍋を食べました」
―レーサーとしてのキャリアを2023年5月9日にスタートさせて約3年2か月が経過しました。今では優勝も経験されましたが、初出走の思い出はありますか?
「初出走は、あまり覚えてないですね。よく覚えているのはデビュー期のレースです(2023年7月31日)。芦屋で進入固定の5号艇をもらって、2周1Mまで1等を走っていたのにそこからやられてしまって…(結果は2着)。そのレースをよく覚えています。優勝より、悔しいレースの方が覚えています」
―ボートレーサーになって良かったことと、やりがいを教えてください。
「レースで勝てた時は、本当に楽しいです。逆に、自分の思った通りにレースができないと腹が立ちますね。頑張れば、ちゃんと自分に返ってくる仕事だと思います。夢はあるんじゃないですか。まとまった休みも多い方なので、趣味の時間が取りやすいのかなと思います」
―最後に、レーサーを目指している方へメッセージをお願いします。
「レース場に来て、一緒のレースになったら話しかけてください。あきらめずに頑張ってください!」=おわり=
視力基準が緩和~ソフトコンタクトレンズでの矯正が可能に
来年4月入所となる第142期の募集期間(一般試験)は9月11日まで。募集人員は50人程度。合格者は福岡・柳川市のボートレーサー養成所に入所し、1年間訓練を受ける。養成費は無料。今回から視力基準が「両眼とも裸眼視力または矯正視力0・5以上」に変更。ソフトコンタクトレンズの着用が認められるようになった。詳細は「新ボートレーサー募集」で検索して確認を。
◆富永 夏哉人(とみなが・かやと)2003年7月29日生まれ、22歳。佐賀県武雄市出身。23年5月9日、132期生としてからつ一般戦でデビュー。同期には水谷理人、田上凜、土屋蘭、西丸敦基、佃来紀らがいる。初勝利は24年2月7日の徳山一般戦。初優出は26年4月の芦屋一般戦。その芦屋で6コースからまくり差して初優勝を達成した。通算1優出1V。26年に地元からつの「フレッシュルーキー」に選出されている。趣味はサイクリング。身長163センチ、O型。