日本モーターボート競走会は、7月1日から第142期のボートレーサーを募集している。レーサー養成費は無料。応募資格に合致した全ての人にチャンスが開かれている。ボートレーサーは、誰でも未経験からプロになれるスポーツだ。今回は現役レーサーの富永夏哉人(22)=佐賀支部=に、学生時代のスポーツ歴、レーサーを目指したきっかけ、養成所入所のための対策と道のりを聞いた。
―ボートレーサーになる前のスポーツ経験を教えてください。
「小学校はサッカーで、中学校は陸上をやっていました。あとは自転車に趣味で乗っていたぐらいです」
―そこから、どんなきっかけでボートレースの道を選びましたか?
「確か初めてボートを見たのは、小学校から中学校の時でしたね。ちょっと曖昧(あいまい)なんですけど、小学校の終わりか、中学校の最初ぐらいです。最初はボートレース自体を知らなかったんで、見て、『スゴッ!』と思いました。それで、どうやってレーサーになるんやろう、と思っていたら、僕の親が横田貴満(佐賀支部119期ボートレーサー)選手と知り合いになって、そこから選手になるために動いていきました」
―初めて見に行ったレース場はどこでしたか? やはり地元、佐賀のからつでしょうか?
「いえ、初めて見に行ったのは大村です。大村が地元から30分ぐらいなので。大村と、からつの両方でペアボートに乗りました。大村は田川大貴さんが乗せてくれて、からつは安河内将さんでした」
―お父様は競輪選手の富永昌久選手。お父様も含めて、ご家族の後押しも心強かったのでは?
「お父さんは『自分がやりたいことをやりなさい』って言ってくれました。お母さんも一緒です。『あなたがやりたいことをしなさい』でしたね」
―養成所受験の思い出があれば教えてください。
「養成所は2回目で受かりました。2回目の二次試験の時に、これは受かったかな、っていう感覚はありましたが、受かるまではずっとドキドキしてましたね。ちょうど高3だったんで、時期的にもすごく緊張しました」
―養成所受験に向けて、対策したこと、力を入れたことは何でしょう?
「自分の場合は走って、筋トレをしていました。部活に入ってやるんじゃなくて、自分で考えてトレーニングをしていました。モチベーションを切らさないようにするのが大変でしたね。誰よりもやってきたんだ、という気持ちを持つのが大事だと思います」
(あすは後編を掲載)
視力基準が緩和~ソフトコンタクトレンズでの矯正が可能に
来年4月入所となる第142期の募集期間(一般試験)は9月11日まで。募集人員は50人程度。合格者は福岡・柳川市のボートレーサー養成所に入所し、1年間訓練を受ける。養成費は無料。今回から視力基準が「両眼とも裸眼視力または矯正視力0・5以上」に変更。ソフトコンタクトレンズの着用が認められるようになった。詳細は「新ボートレーサー募集」で検索して確認を。
◆富永 夏哉人(とみなが・かやと)2003年7月29日生まれ、22歳。佐賀県武雄市出身。23年5月9日、132期生としてからつ一般戦でデビュー。同期には水谷理人、田上凜、土屋蘭、西丸敦基、佃来紀らがいる。初勝利は24年2月7日の徳山一般戦。初優出は26年4月の芦屋一般戦。その芦屋で6コースからまくり差して初優勝を達成した。通算1優出1V。26年に地元からつの「フレッシュルーキー」に選出されている。趣味はサイクリング。身長163センチ、O型。