◆SG第36回グランドチャンピオン(27日・ボートレース鳴門・5日目)
2004年に選手となって、22年。ついに待ちわびた時がここに訪れた。準優勝戦12R。差しを決めて、先頭を突き進んだ遠藤エミの後を追うようにゴール線を勇ましく通過して、海野康志郎が自身初となるSG初優勝戦進出を果たした。
「最初で最後だと思いますが素直にうれしいです(笑)。進入(6号艇から5コースへ)は少しでも内に行こうと思っていました。足は今節で一番良かったです。伸びているし、いいところにあると思う」
前検日に58キロだった体重がセミファイナル当日は52キロ。プロボクサーのごとくマッハダイエットに成功した。「(減量は)自分よりも下の子がいっぱいいるなと思って命を削るぐらいの思いでしてきました」。11Rを快勝した馬場貴也はレースを見守りながら、何度も何度も「ウンノ!ウンノ!そこだ!行け~!よ~し!ナイス~!」と声援を送り続けていた。それを知った海野はひたすら笑顔だった。「それはうれしいですね。馬場さんとは一緒にサウナに入る仲なんですよ。ぜひ、馬場さんと頑張りたいです!」
サウナで汗と体重を落とした。あとは先頭でゴールへと飛び込んで涙を流す番だ。