SG初制覇を成し遂げ、笑顔を見せる丸野一樹(中)と2着の新田雄史(左)、3着の山田康二
SG初制覇を成し遂げ、笑顔を見せる丸野一樹(中)と2着の新田雄史(左)、3着の山田康二

◆SG第53回ボートレースオールスター(31日、ボートレース浜名湖・最終日)

 優勝戦が第12Rで行われ、1号艇の丸野一樹(34)=滋賀=がイン逃げで勝利した。初のSG制覇を成し遂げ、優勝賞金4200万円を獲得した。2着は5号艇の新田雄史。3着は4号艇の山田康二だった。

◆「ベスト6を目指して頑張りたい」

 丸野がイン速攻で、念願のSGタイトルをつかみとった。スタートはコンマ04のトップタイミング。「入っていると思って、全速でいった」という強心臓の踏み込みで1Mを先取った。バックで後続に差をつけると、そのまま先頭を守り、Vゴールを駆け抜けた。同時にガッツポーズ。全身で喜びを表した。

 G1は実に9つも取っているのに、SGは今回が初Vだ。「ずっと取りたかった。優出自体グランプリ(21年12月)以来だと思う。今日は人生で一番ぐらいの観衆がいた。あの景色を見られて良かった」と大願成就に息が弾んだ。今節の相棒の23号機は「完璧だった」と仕上げにも胸を張った。

 2316票を集めての出場。「中間発表の時点では名前がなかった。そこからたくさん投票していただいて、結果で恩返しすることができた。感謝の気持ちでいっぱい」。実力だけでは出られないのがこの大会。応援するファンの後押しをパワーに変換してみせた。

 守田俊介、馬場貴也、遠藤エミと強者がズラリとそろう滋賀支部だが、53回の大会の歴史で、丸野が支部初の優勝者となった。「言われるまで知らなかった。その名を刻めたのはうれしい」とニッコリだ。7月28日からは地元・びわこでSGオーシャンカップが開催される。「SG覇者として地元に戻れるのは大きなこと。滋賀支部のみんなで大活躍したい」と、モチベーションは上がるばかりだ。

 賞金ランキングは2位に浮上。「今まではベスト6とか言える状態じゃなかった。けど、今年は言える。ベスト6を目指して頑張りたい」。新たな称号を得た丸野が、暮れの大舞台へひた走る。