◆ルーキーシリーズ第8戦 スカパー!・JLC杯(11日・ボートレース浜名湖・3日目)
宮脇遼太(28)=福岡・127期=が今節も躍動している。
2月の鳴門でつかんだデビュー初Vは、運でも偶然でもない。積み重ねてきた努力が、ようやく形になった瞬間だった。来期適用勝率(昨年11月~)は6・76(11日現在)。自身初のA1級昇格もほぼ確実にしている。
努力は実を結ぶ―。言葉にすれば簡単だが、この世界ではそれを証明するのは容易ではない。ボートレースの世界は、才能がものを言う場面も多く、結果が伴わない日々に心が折れかけることもある。
養成所時代の勝率は3・30。下から数えた方が早かった。教官からも「やばいぞ」と、言われたこともあったそうだ。デビュー後も崖っぷちに立たされ、「このままでは終わる」と、自覚した瞬間から宮脇は変わった。「練習では森照夫選手、ペラは田中宏樹選手、メンタル面は井上恵一選手に教えてもらって助けられました」と、苦しい時期を支え続けてくれた同グループの先輩たちの存在も大きかった。努力は裏切らない。だが、それを結果に変えるには支えてくれる人の存在も欠かせなかった。
「周りは天才型のレーサーばかりだけど、自分はそうではないんです。昔からコツコツするタイプなんで」。周囲にいるのは自身のタイプとは真逆のレーサーが多い。しかし、宮脇は違う。自分の武器は地道に積み重ねる力だと理解している。一歩ずつ確実に。遠回りでも止まらずに進み続けた先に今がある。「これからはコンスタントに優勝していきたいです」。努力でたどり着いた場所から、次は結果で証明し続ける。