◆SG第61回ボートレースクラシック(29日・ボートレース蒲郡・最終日)
ボートレース蒲郡のSG「第61回ボートレースクラシック」の優勝戦は29日、第12Rで行われ、1号艇の峰竜太(41)=佐賀=がイン速攻を決めて7度目のSG優勝を果たした。V賞金4200万円と来年3月にからつで開催されるクラシックの出場権をゲット。獲得賞金は5500万円を超えてトップに浮上し、年末の大村グランプリ(GP)出場をほぼ確実にした。2着は西山貴浩、3着には山田康二が入った。
◇1000本ぐらいのアロハサイン
蒲郡で再び光を取り戻した。26年クラシックを峰竜太が制した。本命としてコンマ11のタイミングで飛び出し、1Mを先制。照明ライトよりも強光な大スターの輝きを発散させ、逃げ切った。23年10月のダービー以来となる自身7度目のSG制覇を果たした。
「SGを勝つのは最後になるかもしれないと思い、この景色を思い出に残したかった。最後の2Mを回った後は、スタンドやゴール線、ファンの1000本ぐらいのアロハサインを見ながらゴールしました!」
前回6度目のSG制覇を記録したのも、蒲郡だった。「ここだとまた返り咲けそうという、ここに懸ける特別な思いはありました。だからこそ、整備とかもあそこまでやる決意がありました」
ここ数年の戦いぶりとは、ピットの立ち振る舞いから違った。時に厳しい表情を整え、口数を減らし、シビアな姿勢で作業に集中した。いつもの快活であっけらかんとしたスタンスを封印。すべてが強き思い出詰まる蒲郡での完全復権への伏線だった。
来年はディフェンディングチャンプとして、地元からつでクラシック連覇を狙う。史上初となる「グランデファイブ」の完全コンプリートも、残すところメモリアルのみだ。
「グランデファイブに王手が掛かったことは、さっき知りました。自分はメディアの期待に応えながら強くなったので、史上初ならオレが頂きますよ!」
タイトルから疎遠になった時ですら、峰は誰よりも輝き、衆目を独占してきた。そして、再び結果を出した。本人は「他に強い選手がいる」と言うが、圧倒的なスター性は比肩する者すら見当たらない。ボートレーサーは、2つの人種がいる。峰竜太か、それ以外である。