◆報知新聞社杯争奪第48回びわこ王座決定戦(16日、ボートレースびわこ・最終日)
優勝戦が第12Rで行われ、1号艇の黒野元基(29)=愛知=がイン逃げを決めて今年3度目&当地初優勝を飾った。2着は差した木村仁紀、3着は道中追い上げた広瀬凜の地元コンビだった。
完璧な逃げだった。インからトップスタートタイのコンマ19を決めた黒野は、同じタイミングだった2コースの木村を差し回りにさせると、あっさり1Mを先取り。そのままBSで後続を突き放した。今節は9走し、黒星は2着1回だけの準完全V。「ありがとうございます。流れが良かったですね」とはにかんだ。
今節でびわこのエンジンは使い納め。前検日時点の複勝率30・9%の“凡機”は今回が初優勝だ。それだけ黒野の調整力がピカイチだということ。昨年11月以降の今期は8点台に近い勝率を残している。「調整がうまくいっているからだと思います」と多くは語らないタイプだが、通算16度目のVで、その勝率が”本物の実力”であることを証明した。
そして、ここからが黒野の正念場だ。「しっかり走ってこのまま勝率を残していきたい」と目標を挙げつつも「次からG1ですから」と表情を引き締めた。その次走は「津ダイヤモンドカップ」(4月2~7日)、さらに「福岡チャンピオンカップ」(同11~16日)と連続のG1参戦が決まっている。もちろん「足が良ければ、ですね」とエンジン次第で戦える手応えを隠さない。すでにG1優出2回の実績がある。充実一途の黒野が、G1初Vへ静かな闘志を燃やす。