アウトからのまくり差しで2度目の優勝を飾った竹間(右)
アウトからのまくり差しで2度目の優勝を飾った竹間(右)

◆スカパー!・JLC杯戸田ルーキーシリーズ第5戦(12日・ボートレース戸田・最終日)

 優勝戦は12Rで準優を突破した6人によって行われ、竹間隆晟(25)=大阪=が5コースからまくり差して23年10月、住之江での初優勝以来、2度目のVを飾った。2着には砂長知輝が安河内鈴之介、若林義人を競り落として入った。

 頂点に立ったのはシリーズをリードしてきた1号艇・田中でもなく、地元で好気合、2号艇・青木でもなく、先月、G1ウィナーとなった3号艇・砂長でもなかった。機力、技量がそろう優勝戦ではかなり不利な5号艇・竹間だった。

 青木がピット離れでインを奪取。人気の田中はすかさず回り込み、両者でやや深くなり“波乱の予兆”が見えた。カドの4コースから若林が仕掛けていき、内寄り勢も抵抗、1Mはもつれる展開となった。竹間は1艇分しか通れない、と思うほどの狭い艇間をまくり差し一閃(せん)、一気に抜け出した。「若林さんが上をいくか落とすかを見極め、ここが空くだろう、というところに、思い切り握っていきました」と振り返った。この辺の冷静さ、一瞬の判断力…着実に成長している若手の片りんを垣間見せた。

 さらに続けた。「前検で、このモーターをもらった時から感触が良かったのでここで結果を残さないといけないな、とも思いました。これから? 同期も記念で結果を残してますから、少しでも追い付き、上の舞台で目に止めてくれるように、でも、焦らず頑張ります」来月3日から地元・住之江での「G1太閤賞開設70周年記念」に師匠・石野貴之とともに参戦する。層の厚い大阪支部に、また有望な“若い芽”が育ち始めた。