◆G1読売新聞社杯全日本覇者決定戦開設73周年記念競走(20日・ボートレース若松・最終日)
ボートレース若松のG1「読売新聞社杯 開設73周年記念 全日本覇者決定戦」は20日、最終12Rで優勝戦が行われ、木下翔太(34)=大阪=がイン速攻で圧勝し、16回目の優出で悲願のG1初優勝を成し遂げ、優勝賞金1200万円を獲得した。24場制覇を狙った池田浩二は2着、周年連覇を目指した地元の西山貴浩は3着に敗れた。節間の売り上げは119億3771万6800円で目標の100億円をクリアした。
無風のベタ水面という、これ以上ない絶好のコンディションで迎えた優勝戦。若松の無風はインが圧倒的に有利になるが、最終日は2Rからインが10連勝という強さ。ポールポジションを手にしていた木下には、これ以上ない条件がそろっていた。
エンジンの仕上がりは万全。「自分がG1優勝戦の1号艇になるくらいなので文句はないでしょう」とパワー面の不安は一切なし。課題に上げていたSもコンマ09のトップS。あとはパワーを信じて逃げるだけだったが、「3分前くらいから緊張して、レースはあまり覚えていない」と、表彰セレモニーでは苦笑いするシーンも見られた。
2016年4月の津周年でG1初優出。18年2月のびわこ近畿地区選では初めて予選トップ通過を果たしながら、準優で2着と敗れてしまい、優勝戦は4号艇になったことで優勝を逃した。あれから10年。「自分の勝負弱さが続いていたので…」と15回も優出しながら、なかなか優勝に手が届かなかったが、自身初の優勝戦1号艇で悲願を達成。「ようやく結果が出せてホッとしています」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
この優勝で来年3月のからつクラシックの出場権を獲得。「強敵ぞろいの中で勝てて自信になった」と最後は笑顔もはじけており、次なるターゲットは20年12月のGPシリーズを最後に遠ざかっているSG舞台での活躍だ。