ピースサインを見せる高憧四季
ピースサインを見せる高憧四季

◆素顔のクイーン

 高憧四季(26)=大阪・124期=の才能が開花している。かねてからセンスには定評があった、大阪支部の若手ホープ。昨年、自身最多となる9優出2Vを記録した。大村で開催されたPG1クイーンズクライマックス(QC)に、賞金ランキング9位で初出場。ターン力はもちろんエンジン調整力もメキメキと上昇して、勝負どころでの決定力も上がっている。進化が止まらない彼女の現在地と今後の展望に迫った。(構成・三池 和輝)

 ―昨年はまさに飛躍の年になりました。振り返ると、いい一年だったのではないでしょうか。

 「いい一年だったと思います。優勝も2回できたし、QCにも出られたので。特に地元初優勝できたのがうれしかったです(10月21日、G3オールレディース)。住之江の優勝は特別でした。今年も頑張りたいです」

 ―大村のQCでは、5000番台(高憧は5088)としては初出場ともなりました。一節間を振り返っての率直な思いは。

 「初めて出て、すごく注目もされている大会だし最初は緊張していました。特に5000番台で初、とかっていうところは意識していなかったです。それに優勝戦にも乗れなかったので、最終的には悔しい節になりました」

 ―悔しさの残る部分もありましたね…。ただ、同支部先輩の鎌倉涼さんが優勝されました。大きな刺激になったのでは。

 「そこ(勝つところ)を見られたので良かったです。お世話になっている先輩なので、本当に良かったと思います」

 ―今年は地元の住之江でQCが開催されます。まだ今年も始まったばかりですが、気合も入っていますか。

 「住之江だし、(QCに)今年も出たいですね。どうなるかはまだまだ分からないけど、大きな目標ができました。やっぱり地元なので」

 ―今年も期待しています。師匠は岡村仁さん。また同じグループの先輩の上條暢嵩さんは、住之江グランプリ(GP)でファイナルまで駒を進めました。先輩方の存在は大きいのではないでしょうか。

 「師匠の岡村(仁)さんは全部をめちゃくちゃ丁寧に教えてくれます。上條さんからは、細かい部分よりもメンタル面のことを教わっています。モチベーションを高めてくださる存在です。グループの皆さんには、本当にお世話になっています。全員で高め合っていると思います」

 ―上條さんのGPでの走りを見て感じたことはありますか。

 「確かGP(トライアル)の初戦だったと思いますけど、2コースから勝ったレースがすごかった。差すんじゃなくてまくったレース。2コースのお手本にしたいようなターンでした。私もああいうレースがしたいです」

 ―今後は2コース差しだけでなくジカまくりも選択肢に入りましたね。今の具体的な目標は何でしょうか。

 「とにかくG1を勝ちたい。何でもいいから、とにかくG1のタイトルを取る。それが今の目標です。記念以上のレースにもっと出て、活躍できるような選手になりたいです」

 ―そのG1というところだと、次節は住之江の近畿地区選手権(2月4日~)。その後には、鳴門のPG1スピードクイーンメモリアル(2月24日~)と続きますね。

 「今度の地区選は師匠と一緒に出られるので、そこを目標に頑張っていきたいです。師匠と一緒に記念に出るのは初めてです。そこで一緒に結果が出せたりしたら一番いいですね。鳴門も相性自体は悪くないと思うんですけど、風が吹くと水面が荒れます。そこがどうか、ですね」

 ―最後に、常に応援してくださるファンの皆様へメッセージをお願いします。

 「(応援の)タオル、いつも見えています。これからも頑張ります!」

 ◆高憧 四季(たかはた・しき)1999年11月10日生まれ、26歳。大阪府出身。2019年5月14日、124期生として住之江でデビュー。初勝利は同年7月の住之江。21年2月にびわこで初優出。23年3月に下関で初優勝。通算24優出4V。「休みの日はだいたい買い物をしています。大阪だけじゃなくて他県にも行きますよ。レーサーだと同い年の柴田百恵ちゃん(静岡支部・121期)と仲がいいです。あとはユニバ(ユニバーサルスタジオジャパン)も行きますし、普段は本当に普通の一般人ですよ(笑)」