日本モーターボート競走会は、1月から第141期のボートレーサーを募集している。ボートレースは男女対等に、年齢を重ねても活躍できるプロスポーツだ。平均年収は約2000万円。現役レーサーの塚越海斗(27)=群馬支部=が、レーサー養成所での訓練、プロデビュー後の話を語り、レーサーを目指す人へエールを送った。
―養成所での訓練は?
「整備とか学科は一からなので大変でした。訓練に関してはきついこともあったけど、それよりボートに乗れるのが楽しかった」
―途中で試験もある。
「操縦、学科、整備…。時間を管理されてビシビシと。みんな必死です」
―1年間の養成期間を乗り越えるために必要なものは何か。
「どんなにきつくても、自主退所はしないこと。ちゃんとボートレーサーになりたいという気持ちで課業に臨めばいいんじゃないかな。みんなより少しでもうまくなりたいという気持ちでいれば卒業できると思う。あと、日常生活や人間性とかも見られていると思います」
―2022年5月に桐生でプロデビュー。
「楽しみというより、不安の方が大きかった。初出走の5着、どんなレースだったのか…、覚えていません(苦笑い)」
―現在はA2級。昨年は獲得賞金2000万円を突破。
「今期はA1が最低ノルマ。A1に上がった同期もいるので、しっかり自分もついていきたい」
―弟・陸斗さんもボートレーサーを志し、136期生として昨春デビュー。
「弟は『選手になりたい』と親には言っていたらしくて。弟からではなく、両親から聞かされた感じだったと思う。自分は勧めていないし、誘ったわけではない」
―ボートレーサーになって良かったことは?
「自分の頑張り次第で稼げるところ。正直、普通に働いても稼げない額をいただいている。1着を取るうれしさにプラスして賞金もついてくるから、スポーツで食べていってる感覚がある。それがレーサーになって一番良かったところ」
―最後に、レーサーを目指そうとしている方々にメッセージを。
「頑張り次第で誰でもなれて、スポーツを職にできる。お給料もいいから、モチベーションも落ちずに保てる。迷っているのなら絶対、1回でも受験してほしい。損はないと思います」
◆塚越 海斗(つかごし・かいと)1998年7月31日生まれ、27歳。群馬県高崎市出身。2022年5月、130期生として桐生一般戦でデビュー。同期には中山翔太、西丸侑太朗、荒木颯斗、藤原仙二らがいる。初勝利は22年10月の戸田一般戦。初優出は24年4月の津ルーキーシリーズ。通算6優出0V。昨年に続き、今年も地元桐生の「フレッシュルーキー」に選出されている。特技は野球、好きな食べ物は焼き肉、趣味はゴルフ。165センチ、A型。
○…第141期ボートレーサーの募集期間(一般試験)は3月6日まで。募集人員は50人程度。合格者は今年10月に福岡・柳川市の「ボートレーサー養成所」に入所し、1年間訓練を受ける。養成費は無料。申請はウェブのみで受け付ける。詳細は「新ボートレーサー募集」で検索して確認を。