◆プレミアムG1第14回クイーンズクライマックス(31日・ボートレース大村・最終日)
優勝戦は12Rで行われた。鎌倉涼(36)=大阪=が逃げ切って大会初V、レディースチャンピオンとのGⅠ連覇を果たして、優勝賞金1700万円(副賞含む)を獲得した。2着は渡辺優美、3着は川野芽唯だった。
鎌倉が悲願のティアラ戴冠とともに、史上2人目のレディースチャンピオン(LC)との同一年G1連覇を果たした。インからトップタイのコンマ07のスタートを決めると、カドから同じく07のスタートでまくってきた遠藤エミを受け止めて逃げ切った。「ホッとしました。うれしいです」。LCも1号艇での勝利だったが「今回の方がめちゃめちゃ緊張しました」と安堵(あんど)の表情を見せた。
流れが次第に鎌倉に向いていった大会だった。トライアル2走を2、4着とした後、3回戦(最終戦)の枠番抽選で1号艇を手にした。激戦区となった3回戦11Rをきっちり逃げ切ると、得点争いをしていたライバルは、小野生奈が遠藤を逆転して2着、遠藤は3着だった。もし遠藤が2着なら遠藤が1号艇だった。小野と得点は並んだが、1着がある分、鎌倉がファイナルも1号艇に決まった。
結婚、出産を経て、10年ぶりのQC出場ということでも注目された。過去は3着(13、14年)が最高だった。夫の深谷知博(静岡・103期)は常に頼りになる存在だ。長女が9歳、長男が8歳になり、家庭は落ち着いてきた。一方で、子どもたちから「優勝してきて」と送り出されることが多くなった。今大会も例外ではなく、30代後半になって円熟味が増した上、家族の支えを最大の原動力にしてレースに臨めている。大村は深谷がSG初優勝(20年のダービー)した水面でもある。「同じ大村で勝てたよと言いたいです」と喜びを伝えた。
26年のQCは地元の住之江で開催される。「今年はできすぎでした。来年も1走1走しっかり走って、大きいのを勝って出たいですね」。地元で連覇に挑むためにも、鎌倉の26年の戦いは、またすぐに始まる。