◆SG第40回グランプリ/グランプリシリーズ(20日・ボートレース住之江・5日目)
引き締まった表情で桐生順平(39)=埼玉=がピットに戻ってきた。トライアル2ndの最終戦、自力で引いた1号艇をきっちり生かしイン速攻。それでも喜びを爆発させずに「ターンの入り口と行き足と出口が合っていないですね。この課題を埋める作業をします」とすでに気持ちは2度目のVに向けて1号艇を勝ち取った優勝戦モードだ。
2017年にグランプリ初制覇も、昨年の当地GPは準V。今年4月の当地周年でも絶好枠の1号艇から準V。「もう、てっぺんを取るしかないでしょ」と魂の覚悟。本番直前まで最高の状態へとエンジンを仕上げ、今度こそ黄金のヘルメットを絶対につかみ取る。