徳山周年に続いて2か月連続G1制覇の関
徳山周年に続いて2か月連続G1制覇の関

◆G1開設71周年記念 海響王決定戦(12日・ボートレース下関・最終日)

 ボートレース下関G1「海響王決定戦・開設71周年記念」は12日、最終第12Rで優勝戦が行われた。2号艇の関浩哉(31)=群馬=が2コースから差しを決めて快勝。通算6度目のGⅠ優勝を果たした。2着は安河内将、3着には若林将が入った。最終日は水面状況悪化のため全レース安定板を使用した。

 関が11月の徳山周年に続き、下関周年も制して山口県のレース場のG1連覇を達成。最高のリズムで次節のSGグランプリに乗り込む。徳山では逆転でのGP出場を決め、歓喜の涙を流したが、この日は2号艇だったこともあってか、比較的落ち着いた表情で勝利の味をかみしめた。

 「まさかだったですね。良かったです。ターンマークだけ(回ろう)と思って、自分のタイミングでいけました」と、冷静に振り返った。

 優勝戦は4メートルのやや強い追い風。1Mでは1号艇の安河内がターンマークを漏らす痛恨のミス。関はその失敗を見逃さず、チャンスをものにした。今節はAランクの好素性機を獲得して節間一番時計をマーク。予選を2位でクリアして、準優で逃走。優勝戦ではここ一番の勝負強さを発揮した。

 「(足は)優勝戦が一番良かったと思います。徳山が本当にいいきっかけになったと思います。そのリズムのまま今節も良かったです。グランプリも頑張ります」と力強く話した。年末の大一番では悲願のSG初優勝を目指す。