前検の鳥居塚は、2連対率40%に迫る51号機にまずまずの感触
前検の鳥居塚は、2連対率40%に迫る51号機にまずまずの感触

◆スカパー!・JLC杯ルーキーシリーズ第23戦(7日・ボートレース江戸川・前検日)

 鳥居塚嶺王(21)=群馬=は、昨年11月の桐生でのデビューはいきなりの落水で始まった。それでも今年の10月2日、江戸川一般戦で初勝利を手にした。5コースからコンマ08のトップスタートを決めると1Mでまくり切った。同期が水神祭を挙げるなかで多少の焦りもあったが、「ホッとしました」と、胸をなで下ろした。父親は優勝12回を数える、桐生のベテラン孝博(50)だ。初勝利を報告すると「『おめでとう』と言ってくれました」。父の背中にほんの少し近づいた。

 直前の地元戦では3回目の白星を手にしたが、プロとして初めてFも切った。「期始めでもったいないことをしました。今節は江戸川なのでスタートを入れて旋回で勝負したい」。気持ちを入れ替えている。

 手にしたエンジンは2連対率39%で調整次第では上位争い出来るポテンシャルがある。「そのまま行って、乗りやすい感じがしましたし、そんなに悪くなかったです。(特訓で)足は一緒ぐらいでした。回転も上がっていましたけど、自分としてはもっと回した方が好きですね」と、悪い感触は持っていなかった。初めてのルーキーシリーズで頼もしい相棒を引いた。

 今シリーズは準優が2個制で、12個のいすを目指して激しい予選が争われる。「壁は高い方がいい」。初めて勝利した水面で結果を残す。