ボートレース江戸川で「スカパー!・JLC杯ルーキーシリーズ第23戦」が8日から6日間の日程で行われる。主力は実力拮抗(きっこう)も、前田篤哉、竹下大樹、西岡顕心、砂長知輝のA1級4選手を中心に熱戦が繰り広げられそうだ。
前田はルーキーシリーズを5度制しており、今年も4月の浜名湖、10月びわこの2大会で優勝。若手世代のシリーズでは一枚上の実力を発揮し、V争いをリードする。
出場メンバーで、江戸川の優勝経験があるのは竹下だけ。昨年3月一般戦で、5コースからまくってデビュー初Vを飾ったゲンのいい水面だ。今回も日本一の難水面を攻略し、年末に今年初優勝を飾りたい。
西岡は前回11月徳山で2度目のG1優出(4着)を果たすなど、着実に地力をつけている。砂長も今期適用勝率なら出場者トップの6・82を誇る実力者。ルーキーS初制覇を虎視たんたんと狙う。
地元の東京支部は藤田俊祐、石渡翔一郎、堀越雄貴らが遠征勢を迎え撃つ。藤田は地の利を生かし、スピード戦で首位を奪いたいところ。石渡も“江戸川鉄兵”の異名を持つ父・鉄兵譲りの波乗り技術で、優勝争いに名乗りを挙げる。