◆BTS尾道開設5周年第46回報知エキサイトカップ(2日・ボートレース宮島・最終日)
優勝戦は第12Rで行われた。1号艇の中岡正彦(48)=香川=が逃げ切って、前節の浜名湖から2節連続で今年6回目の優勝、宮島でも2節連続Vを果たした。2着は今井貴士、3着には地元の新田泰章が入った。
まさに王道Vだ。予選トップ、準優1着で優勝戦の1号艇を手にした中岡は、枠なり3対3の進入でインからコンマ08のトップスタートを決めると、1Mをあっさりと先取り。そのまま他を寄せ付けることなく逃げ切り、通算89回目のVゴールに飛び込んだ。
「精いっぱいの力を出せて優勝できてホッとしました。風が穏やかになっていたし、足も一番出ていて、万全の態勢で臨めた。想定の所から起こせて、いいスタートが行けたと思う。1Mもいいターンができましたしね」と会心のレースに満足げな表情を浮かべた。
この優勝で来年3月のSGボートレースクラシック(蒲郡)出場権に大きく近付くとともに、06年に記録した自身最多の年間優勝7回に、あと1と迫った。5節連続優出で2節連続Vの、この調子をキープできれば、更新は十分に可能だろう。「年内にあと2、3回は優勝したいですね。最近は調子がいいので、(舟券を)ぜひ買ってください」と表彰式でファンにアピールし、大きな拍手を浴びていた。9日からの次走・多摩川に向けて、かぶとの緒を締めてアタックする覚悟だ。