養成所チャンプで将来が楽しみな小林
養成所チャンプで将来が楽しみな小林

◆ルーキーシリーズ第19戦(22日・ボートレース徳山・3日目)

 小林 京平(27)=山口は、133期の養成所チャンプに輝いた逸材だ。

 3日目7Rは3コースから5着。1日早い勝負駆けに失敗してしまった。内枠2艇がF持ちだけに、まくって勝ちたかったが、思うような結果は得られなかった。「1Mで失敗して(内側に)寄ってしまった。Sも速くて様子を見ながらいってしまった。その分、スピードに乗っていなかった」と反省。質のいいSが決まらず、ベスト18入りは厳しくなったが、それでも残り3日間、全力で走る構えだ。

 手にしている45号機は前回使用した島田賢人が優出したエンジンで、素性はまずまず。「足は悪くなさそうですね。道中で追い上げる感じもありました」と強調した。

 自己最高勝率は3・11だが、5月以降の勝率は4・23で自己新ペース。8月徳山からは1、2、3コースのスローにも入るようになった。9月下関では節間3勝をマークするなど、成績は向上している。

 4日目以降は「今後につながるレースをしようと思う。攻めるレースで。調整力も旋回もまだまだなんで、展開に頼らず1着を取れるようにやらないといけない」と自分に言い聞かせるように話した。今後の目標は「全コースに入って3か月。だいぶスローにも慣れてきたので、来期はA級を目指す」と力強く話した。戦える足は十分にある。積極的なレースで地元ファンにアピールするつもりだ。