◆オールジャパン竹島特別 開設70周年記念競走(10日・ボートレース蒲郡・最終日)
ボートレース蒲郡のG1「オールジャパン竹島特別 開設70周年記念競走」の優勝戦は最終日の10日、第12Rで行われた。1号艇の平本真之(41)=愛知・96期=がインから逃げて勝利。2着に深谷知博、3着には末永和也が入った。G1優勝は21年6月の当地周年記念以来5回目、通算41回目の優勝となった。優勝賞金1200万円と来年3月の蒲郡SGボートレースクラシックの出場権を手に入れた。なお、フライングで3億円ほどの返還があったものの、節間の総売り上げは104億9001万1700円で目標であった100億円を達成した。
気迫の押し切りVだ。ライバルの深谷が猛烈に迫ってきたが、気持ちで振り切った。「優勝することが出来て本当に良かったです」とホッと胸をなで下ろした。
今年はSGロードで全て予選落ち。一般戦の優勝も3月の当地・報知杯ビクトリーカップのみだった。蒲郡代表として奮起を誓ったメモリアル(若松)では、2日目に痛恨のスリットオーバー。そんな状況だったが、朗報が届いた。「ゴールデンレーサードリームの開催を知り、僕が1号艇なのを聞いて励みになりました」とF直後は落ち込んでいたが、気持ちを切らさずに前を向いた。
この優勝で来春に蒲郡で行われるクラシックの出場権を獲得。そして、今年の賞金ランキングも16位まで上昇した。「少しは蒲郡への恩返しが出来たと思うし、自信を取り戻すことも出来ました。この後の浜名湖周年までの3節を全力で臨みます」と、年末の住之江グランプリ出場へ向け、可能性を追い求めて疾走する。(太田 和良)