◆ルーキーシリーズ第20戦 第27回スカパー!JLCカップ(27日・ボートレース多摩川・最終日)
ボートレース多摩川の「ルーキーシリーズ第20戦 第27回スカパー!JLCカップ」は最終日の27日、12Rで優勝戦が行われた。1号艇の石渡翔一郎(24)=東京・131期=がコンマ08のトップスタートから逃げ切って悲願の初優勝を飾った。
石渡にとっては初めての優勝戦1号艇。これまで江戸川で2回優出しているが、他場では初のベスト6入り。エンジンも中堅クラス。プレッシャーがかかる状況でカギはスタートだと自分でもわかっていた。インからコンマ08のSを決めると1Mを先に回って押し切った。「ターンマークをきれいに回れたので、後は全速でいきました。差してくるなと願っていました」と振り返った。
相棒の48号機については「直線、出足はいいところに持ってこれたと思いますが、行き足が良くないのでスタートまでが不安で、そろったスタートならいいんですけど」。できることをやり切って、ポテンシャルを引き出した。
江戸川のフレッシュルーキーだが、多摩川への思い入れは強い。22年11月に当地でデビュー。通算829回目の出走で初栄冠を手にした。父親の鉄兵はG1を6回勝っているトップレーサー。9月の当地記念、翔一郎は途中追加であっせんされた。最終日の7Rでは親子対決が実現し翔一郎が先着した。G1初参戦に「大きかったですね」。高いレベルを経験して一段と成長した。
27年前期適用勝率は5・97まで上昇。初のA2級昇格は確実だ。来年以降の目標は「記念に出続けることです。多摩川のG1に出たいですし、江戸川の記念も走りたいです」と誓った。父親は「江戸川鉄兵」の二つ名を持っている。息子は「『多摩川翔一郎』をもちろん狙っていきます」と満面の笑みをみせた。今節2日目に24歳の誕生日を迎えた。最高のプレゼントを自分自身に贈った。