毒島誠
毒島誠

 ボートレース三国の開設73周年記念G1北陸艇王決戦は最終日の9日、第12Rで優勝戦が行われ、1号艇の毒島誠(42)=群馬=が逃げて快勝した。毒島のG1制覇は昨年3月の平和島周年以来で19度目、当地では68周年の完全V以来2度目となった。賞金1200万円を上積みしランキング9位に浮上。来年3月からつSGクラシックの出場権も手に入れた。6日間の売り上げは65億2620万5800円で、目標の65億円をクリアした。

 当地完全V男の毒島が最後まで主役の座を譲らなかった。レースは中野が準優と同じく3カドに引いてスタート。毒島と中野は同タイミングのコンマ03(トップSタイ)まで踏み込んだ。1Mは毒島が「想定通りでした」とライバルのまくりを抑え込んで先まい。バックでグングンと出ていくと、後続の攻めを寄せ付けず、貫禄の逃走劇でそのまま歓喜のゴールを駆け抜けた。

 「S練習で回転が足りていなくて、少し回転を上げていったら今度は余りすぎて、ドキドキで行きました」と仕上がりには確信が持てていない状態だった。「いつも通りターンマークをしっかり回ることだけを考えました。中野さんを引きつけながら、少しオーバーターンになってしまったけど、あれで仕方なかったと思います」。数々の修羅場をくぐり抜けてきた経験を、ここ一番で生かした。

 この優勝でV賞金1200万円を加算し、ランキング9位に浮上した。年末のグランプリ出場に向けて、大きく前進した。この後は平和島G1、尼崎SGダービーが控える。「今年は(GPへ)行けないんだろうなって思っていたので良かったです。ここからでかいレースしかないので、気を引き締めて頑張りたいと思います」。勢いに乗った百戦錬磨のつわものが、秋の勝負どころでさらなる賞金加算を狙う。