今節から進入でスローに入る庄島に注目が集まる
今節から進入でスローに入る庄島に注目が集まる

◆スカパー!・JLC杯徳山ルーキーシリーズ第18戦(1日・ボートレース徳山・前検日)

 庄島潤成(22)=山口=(初日1、10Rに出走)

 胸に「S」の文字が印象的なユニホームでおなじみの古豪・下関商で、懸命に白球を追った。ポジションはサード。「サードコーチャーでしたけど」と笑った。ボートレーサーを志したのは、高校2年の冬のことだ。

 24年11月にデビュー。今年2月の宮島一般戦で、5コースからまくり差しで初勝利を挙げた。ただ勝率はまだ3点台には届かない。それだけに、その成長曲線には満足していない。「もっと上げていかないと」。そうやって、前検日のピットで視線を送った先には8月のとこなめルーキーシリーズで初優勝を決めた同期の宮崎心之介の姿があった。「もちろん刺激になっています。早く追いつけるように」。そう言って、グッと口元を引き締めた。

 これまではダッシュ一本でレースに臨んで来たが、今節から進入でスローに入る。レースで意識しているのは「平常心で臨むこと」。常に気持ちの浮き沈みがないよう心がけている。手にした54号機は「ターンもしやすく、乗っている感じは悪くない」。前検日としては、感触はまずまずといったところだった。

 思い描くレーサーとしての理想像は、同じ下関商出身の谷村一哉。師匠は重冨勇哉で、庄島は谷村の孫弟子にあたる。「谷村さんのようにどんなコースからでも1着が取れるような選手になりたいですね」。「Sの系譜」を受け継ぐためにも、今節を成長曲線が上昇カーブを描くターニングポイントにしてみせる。(加藤 博之)