一昨年5月が初出走の渡辺。今が伸び盛りだ
一昨年5月が初出走の渡辺。今が伸び盛りだ

 ◆ルーキーシリーズ第16戦 スカパー!・JLC杯(5日・ボートレースびわこ・2日目)

  渡辺 雄斗(21)=三重(3日目7、11Rに出走)

 新参者が序盤の戦線をかき乱している。渡辺のルーキーシリーズ出場は昨年12月の江戸川以来で、今節でまだ2度目ながら、2日間をオール3連対。2日目3Rは巧みなハンドルさばきを披露し、山崎祥の2コースジカまくりに3コースから連動する俊敏戦で2着をつかんだ。「自分好みのペラでいけています。淡水がいい」と頬が緩んだ。

 宮崎・高千穂地方で生まれ育った。神々が宿るともいわれる九州随一の山岳地帯だ。高校1年の時、神が降り立ったのかもしれない。「お金持ちになりたかった。インターネットで調べていたらボートレースに出合いました」とインスピレーションで進路が定まった。

 所属はあえての三重支部だ。「福岡だと人が多すぎて…」と、高千穂のような神々しい静寂は難しくとも、できるだけ静かなレース環境を求めていたところ、養成所の教官に薦められた。

 いい師匠にも巡り合った。高田ひかるだ。「お願いしました。理由はカッコよさです」。その指導で勝率は前期との比較で1点増しの4点台。7月の多摩川ではデビュー初優出で準Vも果たした。「押してくれます。出口がいいですね」と通算4度目のびわこの調整もすでに手の内に入れている様子だ。この調子なら、3日目は白星ゲットも十分だろう。