◆ルーキーシリーズ第16戦 スカパー!・JLC杯(3日・ボートレースびわこ・前検日)
西川拓利(27)=福岡=が、2節前の芦屋一般戦で待望のデビュー初優勝を果たした。優勝戦はSGウィナーの篠崎仁志ら内4枠のA1級を相手に、5コースからまくり差し。「あのメンバーで勝てたのは率直にうれしかった。1号艇の優勝戦で負ける経験もしていたので」。4月の浜名湖ルーキーシリーズ第8戦でイン戦を落とした(2着)無念も晴らし、デビュー5年目で初の美酒に酔った。
デビュー直後は2期連続で勝率1点台の船出だったが、4点台に乗った25年前期を境に目に見えて成長。最大の要因は、数字が実証するスタート力の向上だ。平均タイミングは同期以降、半期ごとにコンマ17、16、14、13と来て、今年5月以降はコンマ12。「景色を言語化するんです。それから全速で行けるスタートも増えました」。スタートラインまでの残り距離を示すために空中に張られた旗の下を通過する際、ボートの船首部に対してどの辺りに見えるか。その景色を、レース場ごとに書き留める地道な努力を続けてきた。
今節の相棒は複勝率39・1%の21号機。4月の初使用節しか優出がない中堅機だが、「今日は回転が上がりすぎていた。伸びしろはあります」と力強い。目下の目標だった初優勝を果たした今、次なる目標は「A1昇格」と明確。24年10月以来の参戦となるびわこで、前回とは見違える走りを披露する。