今期は勝率5点台に乗せている鳥居塚
今期は勝率5点台に乗せている鳥居塚

◆推しメン新鮮力

 鳥居塚嶺王(22)=群馬・135期=はデビュー2年目。ボートレースで父・孝博、伯父・加瀬智宏(元選手)が活躍する姿に憧れ、同じレーサーの道へ進んだ。昨年10月の江戸川で初勝利を挙げ、今期(5月~)はすでに2桁の10勝をマーク。A2昇級に手が届きかけている期待の若手に、近況、今後の目標を聞いてみた。(構成・佐々木 伸)

 ―現在、デビュー4期目ですね。勝率は1・96、2・94、3・73、今期が5・34(8月3日終了時)と期ごとに上昇中。ここまで順調に映りますが?

 「だんだんですけど、勝率は上がってきています。でも、もっとやっている人もいるので、現状には満足していません」

 ―今の課題は?

 「1周2Mとか道中。道中で着を落とすことがちょいちょいあるので、それを減らしていきたい」

 ―自分自身で、成長したと感じる部分は?

 「1Mで落ち着いて回れるようになって、展開に合わせて、いいところに入っていけるようになりました。父親(孝博)からは初動が悪いと言われていたけど、最近は1Mの初動が『良くなった』と言われます。前期(昨年11月~今年4月)は一発目の桐生でF…。Fは初めての経験ですごく苦しかったけど、F持ちの割に頑張れたかなと思います」

 ―4月の大村ルーキーシリーズで初の予選突破、6月の蒲郡と8月の福岡でも準優進出。

 「次のステージ(優勝戦)にいけるように。ステップアップしていかないと」

 ―減量ではなく増量?

 「好きなものを食べています。減量は全くしていません。何なら体重が足りていないので(取材時50キロ)、朝、昼、毎日食べています。肉が好き。野菜が嫌いで、サラダとかがダメ」

 ―22歳。お酒は飲む?

 「父親は家で毎日飲んでいますが(笑い)、自分は家であまり飲んだりしません。師匠の富沢祐作さんとか、地元の友達と飲みにいくことはあります。この前、戸田のボートレース甲子園が終わった後の毒島誠さんや関浩哉さん、富沢さんや父親、結構な大人数で一緒にご飯を食べました」

 ―プライベートでは最近、ゴルフを始めた。

 「きっかけは群馬支部のコンペ。やったことがなかったのでコンペ前、親戚に連れていってもらい、打ちっ放しやハーフコースに。練習を始めてすぐだったので、初コースのスコアは140いくつだったかな」

 ―ゴルフにハマりそう?

 「自分がやっていたら、父親も本格的にやり出して、加瀬さんや母親も。今では親戚でコースを回るようになっちゃった。月2ぐらいとかで親戚同士で行ってて、そこに僕もまざるみたいな。スコアは良くて110ちょい。地元の仲がいい友達もやり出して、一緒くらいのレベル。それには負けたくないなと」

 ―ゴルフの100切りとボートのA1昇級、どちらも早いうちにクリアしてくださいね。では、仕事の方の目標を聞かせてください。

 「直近の目標は優出と優勝。あと、ヤングダービー出場です。(元選手で)レーサー養成所の原田富士男教官は『ヤングダービーに出てからがスタートやな』と話していました。ヤングダービーは上の舞台にいくための登竜門的な感じじゃないですか。塚越海斗さん、大沢風葵さんについていきたい」

 ―最後に、ファンにメッセージを。

 「感謝です! 応援してくれる人がいますし、タオルを作ってくれている人もいます。富沢さんは酔っ払ったら毎回言うんです。『俺らの職業は見ている人たちに元気、勇気を与えられるんだから、応援してくれるファンを大切にして』って。感謝の気持ちを胸に、一生懸命レースをします」

ファンには「感謝」、結果で恩返しするべく全力疾走の鳥居塚
ファンには「感謝」、結果で恩返しするべく全力疾走の鳥居塚

 ◆鳥居塚 嶺王(とりいづか・ねお)2004年4月2日、群馬・前橋市生まれ。22歳。前橋工高を中退し、ボートレーサー養成所に入所。24年11月、135期生として桐生でデビュー。初勝利は25年10月2日の江戸川一般戦。同期には吉田一心、宮崎心之介、佐野優都、金子怜央らがいる。159センチ、50キロ。血液型O。今後の出場予定は尼崎(出走中~21日)、びわこ(9月4~9日)、住之江(9月18~23日)。