ボートレースびわこで23年ぶりのSGとして行われた第31回オーシャンカップは、最終日が今月2日で月またぎの開催だった。ダービー勝率選考期間最終日の7月31日が開催4日目だったため、この日は、オーシャンC準優勝戦の勝負駆けとダービー勝負駆けが重なる珍しい一日だった。
両方で注目された選手の一人である井上忠政(大阪)は、予選ラストの4日目12Rで3着と小差の4着でゴールした。準優勝負駆けには成功したものの、ダービー勝率を0・01下げてしまい、結果的に予備1位となり、自力でダービー出場権を手にすることができなかった。
そのSGボートレースダービー(尼崎)も今年は月またぎで、最終日は11月1日だ。伝統のSGダービーは、チャレンジカップ勝負駆けの側面も持つ。原則として10月31日までの賞金でSGチャレンジカップ出場選手は決まるが、今年はダービー最終日までの賞金で決められる。ダービー最終日が10月27日だった2年前は、この時点でチャレンジC出場選手が決まらず、10月31日が初日の多摩川周年までもつれ込み、ドリーム戦を逃げ切った浜野谷憲吾(東京)が当確になって出場34人が出そろうという劇的な決着だった。
ダービー最終日が11月1日なら、ダービー優勝戦終了時にチャレンジC出場選手がそろうと考えていいだろう。仮にダービーが順延になっても、「ダービーが終了する日」が優先されるため、例年よりチャレンジC出場権争いは分かりやすい。
一方で無視できないのは、チャレンジCと同時に行われるG2レディースチャレンジカップの出場権争いだ。ダービー開催中の女子戦は、10月30日に桐生のヴィーナスシリーズが終了して、31日に津でオールレディーズが始まる。順調なら津2日目までの賞金で出場選手(21人)が決まるが、ダービーが1日順延することがあれば、それに伴って津3日目までが対象になる。
女子選手の賞金差、それもレディースCCボーダー付近は数万円程度の差しかない場合が多い。女子の賞金ランクは日々変化しやすい。22位の選手が1日走ったら21位に上がることも十分に考えられる。ダービーが11月になってから終了することは、むしろ女子選手の賞金争いに影響を及ぼすと言えそうだ。
(正永 岳宏)