◆スポーツ報知・記者コラム「両国発」
7月28日、“湖国”ボートレースびわこに23年ぶりにSG(オーシャンカップ)がやって来た。なぜ淡水の琵琶湖で「オーシャン(海)」の突っ込みは置いといて、入場者数は普段の比ではなく、ボートレース場の盛り上がりぶりは想像以上だった。
地元選手はSG5Vの滋賀支部エース・馬場貴也に、4年前に女子選手で史上初のSG優勝を果たした遠藤エミ、今年5月、浜名湖オールスターでSG初制覇した丸野一樹の3人が出場した。
23年前のSG開催当時、遠藤は高校生で、丸野は小学生。今年42歳の馬場はその直前にボートレーサーとしてデビューした。「デビュー時はSGは全く考えられなかった。SGに出られるようになって、(びわこに)いつ来るの、まだ来ないと思っていたが、開催が決まった時は嬉しかったし出られてよかった。たぶん、レーサーとして、このびわこ開催が最後だと思う」と言う。
優勝は佐賀支部の定松勇樹。遠藤は予選19位で準優勝戦の18人に入れなかったが、シリーズ5勝の活躍。馬場は「やれることはやった」と準優5着で涙をのんだ。地元勢でただ一人優勝戦まで駒を進めた丸野は優勝戦1、2号艇の佐賀師弟コンビ(峰竜太と定松)に対し「佐賀じゃなくて、滋賀が勝ちます」と闘志を燃やしたが5着。「舟足も調整も思い通りにいかなかった」と悔しそうな表情だった。
来年度のSG開催場が7月9日に発表された。そこに「びわこ」の文字はなかったが、今大会6日間の総売り上げは148億9167万7700円で目標の140億円を大きく上回った。近い将来のSG開催に期待して、その時こそ地元勢の優勝を見たいものだ。(ボートレース担当・早野 智之)
◆早野 智之(はやの・ともゆき)22年入社。8月は徳山、児島に出張。