◆オール進入固定 ルーキーシリーズ第15戦 スカパー第28回JLC杯(2日・ボートレースとこなめ・4日目)
広瀬凜(23)=滋賀=の今節は、不良航法による減点を背負いながらも、最後まで食らいつき諦めなかった。予選最終日は前半2Rで5号艇から立ち回って2着。後半10Rはイン戦を危なげなく押し切り、勝負駆けを成功させて準優進出を決めた。「出足は本当にいい。どのコースからでも行けると思う」と、堂々と胸を張れるまでに足は仕上がった。
レースでの走りだけでなく、身に着けるレーサーパンツにも広瀬らしさがある。滋賀支部所属ながら、パンツにはボートレースとこなめのマスコット『トコタン』の刺しゅうが入っている。「鰐部(太空海)選手も同じものを持っているんですけど、実は手違いで僕にも届いたんですよ」と笑うが、そのまま愛用を続ける理由がある。「とこなめはデビュー初1着を取った思い出の水面なんです」。偶然から始まった縁は深まり、とこなめは第二の故郷とも言える特別な存在となった。
今節はドリーム戦のメンバーにも選出された一方、不良航法で関係者やファンに迷惑をかけたことへの悔しさは人一倍強い。「今回は迷惑をかけてしまったけど、ドリームにも選んでもらったし、恩返しをしたいです」。レーサーとして、結果で示すことが最大の恩返し。自信を深めた舟足を武器に、まずは優出切符をつかみ取る。