◆推しメン新鮮力
広部大明(22)=滋賀=は小さい頃から描いていたボートレーサーの夢を実現させ、今年6月、地元びわこで待ちに待ったデビュー初1着を挙げた。滋賀支部期待の若手がレーサーになったきっかけや、今、はまっていること、そして、次なる目標を聞いた。(構成・早野 智之)
―デビュー初1着、おめでとうございます。
「いやー長かった。意識せんとことは思っていたのですが、1着を取れてホッとしました。先輩方からずっと言われていたので、プレッシャーはなかったけど、肩の荷が下りました。地元のびわこで水神祭ができたし、先輩も結構いてくれたのがうれしかった。たまたま追加で呼ばれて来てくれた師匠の西川(真人)さんも喜んでくれて『おめでとう』って言ってくれたのが一番うれしかった。やっとスタートラインに立てたかな」
―ボートレーサーになったきっかけは。
「元々体が小さかったけど、小中と柔道をしていて、柔道では結構動ける方で、大きい相手にも小さいながら勝ったりしていました。ボートレース好きの柔道の先生が親に『動きを見ていると、大明はボートレーサーに向いている』と言ったことで、そういう職業があるんやって知りました。それから将来の夢を書く時は『ボートレーサー』って書くようになりました。でも実際に生で見たことはなくて、そのまま普通に勉強とか部活を頑張りながら生活していたんですが、高校3年生の進路選択になった時、大学か、夢に書いたボートレーサーかって。一度レースを見たいと思って、親にびわこへ連れていってもらい『コレや!』ってビビっときて、ボートレーサーになろうと決心しました。一応、大学受験の勉強もしていて、大学8、ボートの勉強2くらい。部活は夏で引退していたので、走ったり、筋トレをしたりして鍛え直していました。高3の時に1回ボートの試験を受けて、3次試験まで行ったけど落ちました。でもこれしかないと思って、大学受験をやめて、ボート1本に変えました。半年後にもう1回挑戦して受かりました。同期でも9回目(で合格)とかいたので、運もあったんだと思います」
―夢のボートレーサーになって、オフの過ごし方は。
「体が硬いので、半年前からジムに通って体を柔らかくしようと努力しています。あと、気分転換に趣味のサウナと、冬場はスキーですね。サウナは僕なりのルーチンがあって、最初6分サウナに入って、ちょっと汗をかき始めたくらいに出て、1回水をかぶって、もう1回すぐにサウナに入って10分。そこから水風呂1分、外気浴5分を3セットやります。スキーは小さい時から毎年、長野県に連れていってもらってたので、うまいと思います。モーグルでコブも攻められます。今では足の使い方とか体幹とか、ボートに役立つ部分があるなって。サウナで精神を鍛えて、スキーで体幹を鍛える感じですね」
―デビュー初1着でスタートラインに立ったと言われましたが、次の目標は。
「実際にレーサーになって、ターンもそうですが、プロペラの調整とか整備とか難しい。だけど、ここを越えないとですね。今期勝率4点台と、イースタンヤングに出ることが今の目標です」
◆広部 大明(ひろべ・たいめい)2004年5月25日、滋賀県出身。22歳。滋賀支部135期生として24年11月、びわこでデビュー。今年6月12日、びわこでデビュー235走目にインから逃げて初1着。2日後にも逃げて2勝目。初勝利の時に「これからはどのコースからも勝てるような選手になりたい」と話し、2節後の住之江で5コースまくり差しで3勝目。現在、とこなめルーキーシリーズ出場中。166センチ、54キロ。